岩手県・平泉にある中尊寺は、国宝「金色堂」でも知られる歴史ある名刹。そして今、多くの参拝者に人気なのが、中尊寺限定の御朱印帳と、種類豊富な御朱印の収集です。
「どこで御朱印帳を手に入れられるの?」「限定ってどういう意味?」「全部の御朱印を制覇するにはどうすればいいの?」そんな疑問や不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、中尊寺でしか手に入らない限定御朱印帳の詳細から、御朱印をいただく場所・種類・巡り方のコツまで、2025年最新情報をもとに分かりやすくご紹介します。
初めて中尊寺を訪れる方はもちろん、御朱印巡りをもっと楽しみたい方にもきっと役立つ内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
中尊寺には“限定御朱印帳”があるって本当?

中尊寺には、一般的な御朱印帳とは一線を画す、金色堂限定の御朱印帳が存在します。
この御朱印帳は、中尊寺の境内にある「金色堂」でしか授与されない特別なもので、デザインや構造にもこだわりが詰まっています。
金色堂限定の御朱印帳とは?
この御朱印帳は、表紙と裏表紙を広げることで、1枚の絵のようにデザインがつながる仕様になっており、中尊寺の格式と歴史を感じさせる美しい絵柄が特徴です。
また、素材も厚手で高級感があり、長く大切に使えるよう工夫されています。御朱印巡りを記録するだけでなく、旅の思い出としても価値の高い一冊です。
見開き御朱印がもらえる特別仕様
この限定御朱印帳を購入すると、金色堂で特別な見開き仕様の御朱印をいただけます。
デザインには国宝「金銅華鬘(こんどうけまん)」をモチーフとした文様が用いられ、ただの参拝記録ではなく、まるで一枚のアートのような仕上がりになります。
この御朱印は、金色堂限定御朱印帳を持っている方だけが授与対象となるため、希少価値も高いです。
デザイン・サイズ・価格の詳細
御朱印帳のサイズは、一般的なものと同じ「縦18cm×横12cm」の蛇腹式。収納や持ち運びにも便利なサイズ感です。
価格は2,000円(御朱印込み)。御朱印代が含まれているため、非常にお得感があります。
数量には限りがあるため、観光シーズンや休日には早めの入手をおすすめします。売り切れの可能性もあるため、事前に確認しておくと安心です。
御朱印帳はどこで買える?入手場所と注意点
中尊寺の限定御朱印帳は、金色堂近くにある「御朱印所(受付所)」で授与されています。
通常は中尊寺本堂ではなく、金色堂専用の授与所で購入できるため、参拝順路の中で金色堂に立ち寄るタイミングを意識しておくとスムーズです。
授与場所と購入可能な時間帯
限定御朱印帳の授与は、金色堂の授与所で行われています。金色堂の拝観入口近くにあるので、迷うことは少ないでしょう。
受付時間はおおむね午前8時30分〜午後5時(季節によって多少前後あり)。遅い時間に訪れると受付終了していることもあるので、早めの参拝をおすすめします。
数量限定?売り切れリスクは?
限定御朱印帳はその名の通り数量に限りがあるため、連休や大型観光シーズンには売り切れる可能性があります。
過去には「午前中で売り切れてしまった」という報告もあるため、確実に入手したい方は開門時間のすぐ後に訪れるのがベストです。
また、再入荷のタイミングは公表されていないため、事前に公式サイトやSNSで最新情報を確認しておくと安心です。
購入時に気をつけたいポイント
御朱印帳を購入する際は、その場で御朱印も一緒にいただけるスタイルが基本です。そのため、御朱印帳だけの“物販”ではないことを理解しておきましょう。
また、御朱印はあくまで「参拝の証」ですので、丁寧にお参りしてからいただくことが大切です。カジュアルに集めすぎるのはマナー違反になることもあります。
神聖な空間でいただくものだからこそ、心を込めて向き合う気持ちを忘れずにいたいですね。
中尊寺の御朱印は全部で何種類?制覇の楽しみ方

中尊寺では、さまざまなお堂や塔頭(たっちゅう)で合計13種類もの御朱印をいただくことができます。
それぞれのお堂ごとに御本尊や歴史的背景が異なるため、御朱印の内容や筆致にも個性があり、“コレクション”としてもとても魅力的です。
中尊寺で受けられる御朱印の一覧
中尊寺で御朱印がいただける主な場所は以下の通りです(一部時期により授与停止の可能性もあります)。
- 金色堂
- 本堂(釈迦如来)
- 弁慶堂
- 薬師堂
- 地蔵堂
- 峯薬師堂
- 大日堂
- 阿弥陀堂
- 白山神社
- 弁財天堂
- 讃衡蔵(さんこうぞう)
- 鐘楼
- 観音堂
これらを巡って御朱印をすべて集めるには、ある程度の計画と時間が必要になります。
御堂ごとの特色と巡り方のポイント
それぞれのお堂には個性があり、たとえば「薬師堂」では薬師如来、「阿弥陀堂」では阿弥陀如来、「白山神社」では神道系の御朱印がいただけます。
お堂ごとに受付場所が異なることもあるため、参拝順路に沿ってスムーズに巡ることが、御朱印制覇の鍵となります。
混雑を避けるなら午前中の早い時間帯、特に平日が狙い目です。
「全種類集めたい人」へのアドバイス
御朱印の制覇を目指す方は、あらかじめ地図や順路を確認しておくと効率よく回れます。
また、御朱印は一部「書き置き」のみ対応の場所もあるため、クリアファイルなどを持参しておくと安心です。
無理に急いで回るよりも、それぞれのお堂でゆっくり手を合わせて、心を込めて参拝することが、御朱印巡りの本当の醍醐味かもしれませんね。
御朱印をいただくときのマナーと注意点
御朱印はただのスタンプラリーではなく、神仏への参拝の証として授与される、神聖なものです。
そのため、御朱印をいただく際には、基本的なマナーやルールを守ることがとても大切です。
正しい順序と参拝方法
御朱印をいただく前には、必ずお堂に手を合わせ、心を込めて参拝しましょう。
御朱印は「参拝したこと」を記録するものなので、参拝せずに御朱印だけをもらうのはマナー違反です。
また、御朱印帳は開いて渡すのが基本。ページを指定したい場合は、あらかじめ開いて差し出すとスムーズです。
書き置き?直書き?対応の違い
中尊寺では多くのお堂で「直書き(その場で書いてもらう)」の対応をしていますが、混雑時や不在時は書き置きのみとなる場合もあります。
書き置きの御朱印は、半紙に書かれたものを貼る形式。折れや汚れを防ぐため、クリアファイルや専用の御朱印ホルダーを持参すると安心です。
2025年からの御朱印料金変更について
2025年10月より、中尊寺の多くの御朱印の冥加料(料金)が300円から500円に改定されました。
これは筆耕や和紙などのコスト上昇に伴う対応で、全国的にも同様の傾向があります。料金変更は突然行われる場合もあるため、事前に公式サイトや現地の案内をチェックしておきましょう。
また、御朱印代はお釣りが出にくいよう、小銭を用意しておくとスマートです。
限定御朱印帳と一緒に楽しみたい!中尊寺の魅力
せっかく中尊寺を訪れるなら、御朱印だけでなく、その土地ならではの魅力もじっくり味わいたいですよね。
ここでは、御朱印帳を片手に楽しめる中尊寺とその周辺の見どころをご紹介します。
金色堂以外にも見どころ満載
金色堂だけでなく、本堂や弁慶堂、薬師堂など、歴史と信仰が息づく建築が数多く点在しています。
特に本堂では、毎日護摩祈祷が行われており、静かな堂内で荘厳な雰囲気に包まれるひとときは格別です。
季節ごとの花々や、木々に囲まれた参道の景色も、中尊寺の魅力のひとつです。
季節ごとの楽しみ方
春は桜、夏は青々とした木陰、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季折々の風景が楽しめるのも中尊寺ならでは。
紅葉の時期(10月下旬~11月中旬頃)は特に人気があり、参道が赤や黄に彩られて幻想的な風景が広がります。
御朱印巡りとともに、自然の美しさも感じられる癒しの時間を楽しんでみてください。
周辺で立ち寄りたいおすすめスポット
中尊寺のすぐ近くには、世界遺産に登録されている「毛越寺(もうつうじ)」や「無量光院跡」など、歴史好きにはたまらないスポットが点在しています。
また、平泉の町には地元グルメも充実。わんこそばやずんだ餅など、岩手ならではの味を楽しめるお店も多くあります。
御朱印帳と一緒に思い出もたくさん持ち帰れる、そんな素敵な旅になりますように。
【まとめ】中尊寺で限定御朱印帳を手に入れて特別な参拝体験を

中尊寺の限定御朱印帳は、金色堂でしか授与されない特別な一冊です。見開き仕様の御朱印や美しいデザインは、旅の記録としても心に残るものとなるでしょう。
また、中尊寺には13種類もの御朱印があり、ゆっくり巡ることで信仰の深さや文化の豊かさに触れられます。
御朱印帳を手に入れる際は、授与時間や混雑状況、マナーにも気を配りながら、一つひとつのご縁を大切にしていきたいですね。
あなたの中尊寺参拝が、心豊かなひとときとなりますように。そして、素敵な御朱印との出会いがありますように。

