外出する前、皆さんは天気をチェックしますか？
雨の予報を目にすると、どうしても気分が下がってしまいますよね。特に楽しみにしていたイベントの日に雨が降ると、がっかりしてしまうのは当然です。
しかし、雨の予報を見たからと言って、すぐに計画を変える必要はありませんよ。
雨が予報されたら、どれくらいの降水量になるかも見てみることをおすすめします。降水量によっては、計画通り楽しむことが可能かもしれません。
そもそも、「降水量」と聞いて、皆さんはどれくらいのことを想像しますか？
天気予報でよく耳にする「1mmの降水量」ですが、実際にどれくらいの雨なのか、はっきりと理解していない人も多いのではないでしょうか。
1mmと聞いて、何となく軽い雨を思い浮かべるかもしれません。
では、降水量が1mmの時、実際にはどのような影響があるのでしょうか？傘を持って出かけるべきか、イベントへの影響はどうなるのかなど、1mmの降水量が具体的にどういうことを意味するのかを見てみましょう！
1mmの降水量って具体的にどういう意味？
降水量というのは、雨が特定の場所に集まってできる水の厚さを意味しており、「1時間に1mmの降水量」という表現は天気予報でよく使われます。
簡単に言えば、1mmの降水量とは、1時間で集めた雨水が1mmの高さに達することを指します。
気象機関では、1mm未満の降水量は四捨五入せずに扱われるため、実際には1時間に1.0mmから1.9mmの雨が降ったことを示します。
このような測定には、転倒式雨量計という特別な器具が使用されます。
転倒式雨量計は、直径20cmの容器で雨を集め、その量を測定する装置です。
この装置は0.5mm単位で雨量を測るため、気象庁では降水量を0.5mmごとに記録しています。
日本国内には約1,300ヶ所にアメダス（自動気象データ収集システム）が設置されており、降水量だけでなく、気温や風速などの気象データも一緒に測定しています。
また、個人でもオンラインで転倒式雨量計を購入できるのは興味深い点です。
自分の家で降水量を測定したいと思う人は多くないかもしれませんが、インターネットを通じて簡単に入手できるというのは面白いですね。
1mmの降水量の場合、傘を持つべきか？
まず結論からお伝えすると、1mmの降水予測がある日は傘を持って出かけることを推奨します。
朝、雨が降っていなかったとしても、1mmの降水量が予測されているなら、念の為に折り畳み傘を持っていくほうが安心です。
1mmの雨量では細かい雨が降り、外に長くいると衣類が濡れてしまう可能性があります。しかし、短い時間の外出であれば、傘を使わなくても問題ないことが多いです。
例えば、近所のコンビニまで1分程度なら、傘をささずに走っていけるでしょう。
外にいる人々を見てみると、傘をさしている人とさしていない人がだいたい半分くらいに分かれているかもしれません。
ただし、1mmの降水量が予報されているからといって、すぐに傘が不要だと判断するのは早計です。
大切なのは、1mmの降水量の予報が出ている場合でも、実際には1mmから1.9mmの間の雨が降る可能性があるということです。
降水量が1.9mmになると、実質2mm近くになります。この量だと雨がしっかりと感じられ、多くの人が傘をさすことになるでしょう。
つまり、1mmの予報であっても、実際には傘が必要になるほどの雨が降る可能性があるわけです。
そのため、1mmの降水予報の日は、念のために傘を持っていくことをお勧めします。
大きめの折りたたみ傘を常に携帯しておけば、より一層安心できます。
小雨の日のディズニーやアウトドア、運動会はどうなる？
1mmの雨だと、傘をささない人もいますよね。
そういう時、外に出る計画を立てていたら、どうしたらいいか迷うことがあります。
特に、楽しみにしていたイベントが雨で左右されそうになると、どのように対処すればいいのか考え込んでしまう人も多いのではないでしょうか。
では、少量の雨が降っている中でのレジャーやイベントはどのように楽しめるのでしょうか。
小雨の日でもディズニーランド・シーは楽しめる？
思いがけず、ディズニーランド・シーは少々の雨が降っていても十分楽しむことができます！
残念ながら屋外のアトラクションや屋台がお休みになることもありますが、屋内の施設やレストランは雨に影響されずに楽しめます。
実は雨の日は来場者が減るため、晴れの日に比べて待ち時間が短くなることがよくあります。
加えてディズニーランドでは、通常のパレードや花火が雨で中止になった場合でも、雨の日限定のパレードが開催されることがあります。
風が強い日や大雨の時は中止となることもありますが、1mm程度の雨であれば、開催される可能性が高いです。
さらに、ディズニーランドのジャングルカーニバル、ディズニーシーのアブーズ・バザールでは、参加賞のグッズが雨の日限定のものになります。
ディズニーランド・シーでは、雨の日でも楽しめる工夫がいっぱいです。
ただし、雨の中で長時間待つことになるかもしれません。
雨に濡れると体が冷え、風邪を引きやすくなります。楽しい思い出を作るために、体調を崩してしまうのは避けたいですよね。
雨具や防寒対策をしっかりして、ディズニーランド・シーでの一日を存分に楽しんでください。
小雨の予報がある日のアウトドアについて
小雨が降りそうな日にキャンプやハイキングを予定しているなら、特に初めての方は注意が必要です。
山の天候は予測が難しく、ちょっとした雨が予想外に激しくなることもあります。
少量の雨でも視界が悪くなり、地面が滑りやすくなるので、あまり経験がない方は特に慎重に行動した方がいいです。できれば、他の日にスケジュールを変更することを考えた方がいいかもしれません。
しかし、雨がもたらす独特の自然景観を楽しみたいと思う人もいます。
実際に、小雨の中での散策は、雨の音や湿った植物、霧に包まれる景色を通じて、普段とは違った美しさを感じさせてくれます。
雨の中を楽しむのは、自分なりの小さな冒険になるかもしれませんが、しっかりとした準備は欠かせません。
それに、雨の日は晴れの日よりも危険が増すことを忘れないでください。
雨の日のアウトドアは、経験者と共に、しっかりと準備をして、前に行ったことがある安全な場所や道を選んで楽しむことを推奨します。
ゴルフでのわずかな降雨の扱い
たとえ1mmの雨が降ったとしても、ゴルフの楽しさは損なわれません！
そんな少量の雨であれば、雨具を特に用意しなくても存分に楽しめます。
ボールの動きにわずかに影響が出る可能性はありますが、ゲームに支障をきたすほどではありません。
降水量が2～3mmであっても、ゲームは問題なく続けられますが、2mmを超えたら傘を用意した方が良いかもしれません。
運動会を行う上での天気の考慮点
1年に1度の楽しみである運動会を、1mmの降雨で実施できるかどうかですが、実際には雨の量よりも、グラウンドの状態がより重要な要因になります。
前日から雨が降り続けていると、たとえ1mmの雨だとしてもグラウンドがぬかるみ、運動会を行うのが難しくなる可能性があります。
それでは、運動会の最中に急に雨が降り出したらどうでしょうか？
1mm程度の雨なら、プログラムを短縮してでもイベントを続行することが多いでしょう。
しかし、グラウンドの状態が悪化したり、強風が吹いたりした場合は、参加する子供たちの安全や健康を考慮して、中断することもあり得ます。
したがって、雨の量だけでなく、グラウンドの今の状態や今後の天気予報、予備日の有無など、さまざまな要素を総合的に考慮して判断されることになります。
アウトドアでのイベントでは、手が自由になるレインコートが折りたたみ傘よりも便利でしょう。
1mmの降水量でどれくらいの雪が積もるか？
雪がどれほど積もるかは、降水量と積雪量で決まります。
それでは、降水量が1mmの場合、どれくらいの雪が積もると考えられるでしょうか？
雪に含まれる水分の量に依存しますが、通常、気温が0℃の時、1mmの降水量は約1cmの雪に相当すると言われています。
降水量が0mmの場合は、雪が舞う程度で、雨が降る時のように弱い降りです。
しかし、1mmの降水量がある場合は、かなりしっかりと雪が降っていると感じられるでしょう。この際、傘を持つことが推奨されます。
北海道の雪は、本州のものよりも軽くサラサラしているため、1mmの降水量で約2cmの積雪が見込まれます。
気温が氷点下になると、積雪量はさらに増える傾向があります。
ただし、雪の重さで圧縮されたり、気温によって溶けたりすることもあるため、1mmの降水量の雪が3時間降り続いたとしても、必ずしも3倍の3cmが積もるとは限りません。
日中は比較的温かいため積雪量は少なめですが、夜間などの低温時には、1mmの降水量が持続するとかなりの積雪が見込まれます。
雪の降水量を測定する際には、特殊な雨量計を使って雪を溶かし、その水量を計測します。
積雪量の測定は、積もった雪の厚さをレーザーで直接計測する方法が採用されています。
まとめ
- 1時間に1mm降る雨のことを、降水量1mmと呼びます。
- 降水量が1mmの際は、傘をささない人もいます。
- 降水量1mmとの予報が出ていても、雨が強くなることもあるため、傘の携帯をお勧めします。
- 降水量1mmであっても、ディズニーランド・シーは十分に楽しめます。
- 登山やキャンプも可能ですが、いつも以上に安全への配慮が求められます。
- ゴルフは降水量1mmであれば問題なくプレイできます。
- 雪の場合、降水量1mmは約1cmの積雪と等しいです。
降水量1mmは細かい違いに思えますが…それにしても、計画したことを雨で中止したくはありませんよね。
降水量が1mm程度であれば、ほとんどの場合、何とか楽しむことができるでしょう。天気予報を確認し、雨具を準備してから外出すると良いですね。
雨の日ならではの楽しみ方を見つけるのも魅力の一つです。
1mmとは言え、雨は雨。体温が下がったり、体力が奪われたり、地面が滑りやすくなるなどのリスクがあります。
降水量1mmを甘く見ず、適切な雨対策を施して、楽しい一日を過ごしましょう！
